2008年08月

2008年08月30日

セネガルdeバカンス☆<後編>


続いて後編をお楽しみください!
(文章読むのが大変!という方は写真だけでも・・・)


【8月22・23日:サリでビーチリゾート】

「7 places(セットプラス)」という7人乗りのタクシーに乗って、
ダカールから約1時間南のサリというビーチリゾートに移動。
サリは本当に「theリゾート地!」で、高級ホテルやレストラン、
土産物屋が並び、白人さんもたくさん来ていました。

私たちは「Kourang Kourang(クーランクーラン)」という、
長期滞在者用のホテルに2泊しました。
建物も家具も何から何まで素敵で、おまけにお客さんが私たち
だけだったので、プールも貸切状態でした♪

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↑サロンを2階から見下ろす。2階建てで、屋上もある。
夜には屋上に上って星を眺めたりした。海から吹く風が気持ちよかった



23日は、ンブールというタクシーで15分ほどの海沿いの町に行って、
魚市場でエビや大小さまざまな魚を交渉して買い、
ホテルでバーベキューに。やさしいセネガル隊員の友たちが
一尾2000F(500円)もするエビを「私らはいつでも食べれるから」と
ブルキナ隊員の私とニジェール隊員のゆっきょんに一尾ずつ食べさせてくれ、
残り4人で一尾を分け合っていました。
(高いからセネガル隊員もいつでも食べれるわけではないというのに・・・)
身が本当に「ぷりぷりっ」で、途中から話すことも忘れて夢中でかぶりついていました。

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↑ンブールの海岸。沖から揚がった魚を乗せた舟や魚を待つ
おばちゃんたちをバックに写真撮影


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↑私にセネガル名「アイーダ・ゲイ」をくれた魚市場のおばちゃん。
「アイーダってどういう意味なの?」と聞くと、「え?私の名前よ」。
セネガル隊員もよく、村人の名前をもらったりするそうです



   *  *  *

【8月24日:サリからトゥバクータへ】

昼過ぎまでサリでまったりとくつろいだ後、
サリから4時間くらいかけてさらに南東に移動し、トゥバクータという村の、
マングローブ林が見下ろせるホテルに着きました。

「発展してるのは首都ダカールだけだよ」
と散々セネガル隊員に言われたとおり、タクシーの車窓から
眺める景色はのんびりとしていて、道路もボコボコで、
質素な造りの家が建ち並んでいました。


   *  *  *

【8月25日:トゥバクータでマングローブツアー】

トゥバクータではマングローブ林の中をボートでまわり、
そのマングローブ林の中にある一つの村にボートをつけ、
ホテルが用意したサラダや、その場で炭火焼した魚や牡蠣
(途中、マングローブの根にくっついてたやつを獲ってきた)
なんかを食べました。まさにピクニック♪♪

お腹がいっぱいになったらマングローブの海で遊びました。
内海なので波はほとんどなく、ほかに泳いでいる人もいないので
私たちのプライベートビーチになっていました。
昼食を食べていたときには降っていた雨が止んで晴れ間が見えていたので
澄んだ青空と力溢れる緑色のマングローブの木々が実に綺麗でした。

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↑マングローブ林を横に見ながらボートは軽快に進む

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↑プライベートビーチでゆったりと泳ぐ日本人たち。気持ちよかった~!!

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↑トゥバクータで買った「幸運の女神」。私にしては値段交渉を
粘りに粘って、6000F(1500円)でゲット。
右が交渉相手の土産物屋のお兄ちゃん。すごくいい人だった。
幸運の女神さま、たくさんの幸運を運んでくれますように・・・ナムナム(?)



夕方ホテルに戻ってきてから近くの土産物屋さんをぶらりと歩き、
暗くなり出した頃に、そこから車で30分ほどの、
ソコンという名の村のあっきー宅へ移動。
あっきーは私と同じ村落開発普及員という職種で、
マングローブ林の保全のためのいろいろな活動をしています。

夜はあっきーとゆうが腕をふるって海鮮キムチ鍋を作ってくれ、
みなで賑やかに鍋をつつきあいました。


   *  *  *

【8月26日:ソコンからダカールへ】

旅も終わりに近づき、もう首都ダカールに戻る日に。
それまでちょこちょこ南東に動いてきていたので、
この日は一気に北西に大移動です。

朝、あっきー宅の近くのマングローブ林を散歩しながら浜で貝殻拾い。
あっきー宅からダカール行きのタクシー乗り場までは馬車で向かいました。
ブルキナではめったに馬を見かけないのですが、
セネガルではロバのように荷車を引いたり、
タクシー代わりに人を運んでいるそうで、私にはそれが新鮮でした。
人間にこき使われているせいか、少し悲壮感漂う馬が多かったのが印象的。
馬=元気よく闊歩、のイメージが少し崩れました。

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↑あっきー宅前で馬車タクシーに乗って記念撮影。右が運転手(馬使い?)さん。
左はニジェール隊員のゆっきょん。
ニジェールでも馬車はないらしく、2人して大興奮!



ダカールへは再び「7places(セットプラス)」という7人乗りのタクシーで。
途中、カオラックという町で一度乗り換え、
ダカールに着いたのは18時少し前。
タクシーでは助手席に座っていてずっと直射日光にあたっていたので
日焼け止めを塗っていたのにも関わらず腕と顔が真っ黒に。
ああ・・・お肌の曲がり角はとっくに過ぎたのに・・・(泣)。


ダカール最後の晩は日本の歌のカラオケもできる韓国料理屋
「アリラン」で、韓国料理&カラオケ三昧。
セネガルに来ているのに、最後に選んだのは韓国と日本・・・。
アフリカに1年以上いるとはいえ、やっぱり私たちはアジア人でした。
(セネガル人は朝昼しっかり食べ、夜は質素に食べる人が多く、
夜あいてる美味しいセネガル料理屋さんがないという事情もあり)


   *  *  *

【8月27日:ブルキナへ帰る日】

♪素晴らしい時はやがて去り行き~♪

と、いうわけで、楽しいセネガルでの8日間はあっという間に過ぎ去り、
ブルキナへ帰る日がやってきました。

帰る便が14時発だったので、午前中はダカール市内でお土産モノ探し。
アクセサリーやカシューナッツ(職場やブルキナベ友達にはみなカシューナッツ)
とかも買ったけど、この日一番お金をつぎこんだのは、中華食材。
ダカールには中華食材屋さんがけっこうあって、種類が豊富な上に、
ブルキナより断然安いのです。
例えばブルキナでは8000Fで売っているごま油がダカールでは1800Fだったり、
ブルキナでは売っていないうどん麺や手作り豆腐の素とかが
買えたりするのです。

あまりの品揃えと安さにすっかり興奮してしまった私たちは、
荷物のこととかを考えず手当たり次第に食材を買い漁り、
気がつけばお土産(自分用+友達用)の7~8割は中華食材という結果に・・・。
お土産だけ見たら、中国に旅行したと誰もが思うことでしょう。



時間ぎりぎりまでお土産探しにダカール市内を歩きまわり、
空港に到着したのは12時半過ぎ。
まず入り口で、8日間ずっと一緒に案内してくれたセネガル隊員の
あっきー、ゆうと別れ、それからニジェールに帰ってゆく
ゆっきょんにさよならを言い、空港ゲートに駆け込みました。


優秀なair burkinaは定刻より早くダカールを出、
わずか2時間半のフライトでブルキナに戻ってきました。
ワガドゥグに着くと、すごくホッとしている自分に気づきました。


   *  *  *

セネガルには海もリゾートも観光地も美味しいものも買いたいものも
「すべて」が揃っていましたが、そういうものにいちいち感動できたのも
「何もない」ブルキナに14ヶ月いたからこそ。

それと多くのセネガル隊員が、セネガル人のことを、
「表裏があって気が置けない」「よく喋ってうるさい」「人をだます」
などとあまりよく思っていないみたいでしたが、
思い返すとブルキナの人に対してそのように思ったことが
ほとんどないなと気づき、心安らげるビーチリゾートも
美味しいアイスクリームも新鮮な海産物もない国だけれど、
まあ、この素朴なブルキナでよかったのかな、とも思えました。


たったの8日間でしたが、14ヶ月ぶりに会う友達と心ゆくまで
セネガルを楽しむことができて、本当に幸せな旅になりました。

最高のアレンジをしてくれたセネガル隊員のあっきー、ゆう、
一緒に感動を共有してくれたニジェール隊員のゆっきょん、
私たちに会いに来てくれたセネガル隊員のえっちゃん、しゅんくん、
みはらっち、ふみふみ、かずくん、
美味しいごはんでもてなしてくださったJICAセネガル事務所のMさん、Iさん、Kさん・・・。


みんなありがとう!!



ブルキナに帰って2日間、首都ワガドゥグで用事や仕事を済ませて、
明日、任地のドリに戻ります。
久しぶりに会う同僚や村の人たちやご近所さんやガードマンや友達に会えるのが、
けっこう楽しみ。みんなにお土産をせがまれるんだろうな・・・。

私の畑もどうなってるかな?
雨がちゃんと降っていれば順調にオクラが大きくなっているはずなんだけど・・・。


ブルキナでの暮らしも、残すところ10ヶ月。
もっともっとブルキナやブルキナベのことを知って、
もっともっと好きになりたいなと思います!



   *  *  *

【そういえば・・・】

セネガル料理のことをほとんど書いていないことに後から気づきました。
セネガル料理、すごく美味しかったのに!!

というわけで、おまけに紹介。

《チュー》
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↑ゴレ島で食べた一皿。たまねぎと魚がいっぱい入ったトマト味のソースを白いご飯にのせたもの。レモンをかけて食べます。これは3人前で、それを4人で食べたのですが、あまりの美味しさに、ペロリと平らげてしまいました。

《チェブ・ジェン》
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↑ビーチリゾート・サリの庶民食堂で食べた一皿。チェブ=米、ジェン=魚、ということで、魚ののったごはんです。すごくゴージャスにナス、じゃがいも、にんじん、オクラなどの野菜がたっぷり添えられていて、美味でした。

《うなぎのかば焼き》
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↑実はセネガル人もうなぎのかば焼きを食べるんです!オドロキ!
・・・なーんてのはうそで、これは韓国料理屋さんで食べたものです。アメリカからの輸入ものらしいです。もちろんセネガル人は食べません。しかしうまかったなあ~一時は夢にまで見た、かば焼き、ようやく食べられました!



セネガル旅行記、以上! (現在、8月30日am2:00。眠い・・・)



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2008年08月29日

セネガルdeバカンス☆<前編>


ブルキナで一年間頑張った自分へのご褒美として、
西アフリカの西の端っこ、セネガルへ旅行に出かけてきました♪

隊員には「任国外旅行制度」というものがあり、
決められた国の中なら20日間、国外旅行をしてよいことになっています。
ブルキナからはフランス、モロッコ、セネガル、ニジェール、ガーナに行くことが可能で、
私は、海があって西アフリカ一の大都会・ダカールを擁するセネガルに
まず8日間行くことにしました。
(ちなみに来年3月頃に残りの12日間、ニジェールに行く予定)


   *  *  *

セネガルの首都ダカールへはair burkinaで。
10時にブルキナを出て、3時間弱でダカールに着きました。
(ブルキナとセネガルは時差なし)
air burkinaは優秀で、行きも帰りも定刻通りに出発。
スチュワーデスさんの対応もきびきびとしてて、
機内食がまずかったことを除けば最高のフライトでした。

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↑見るからに美味しくなさそうな機内食。実際、あまり美味しくなかった。
景気づけにワインを少々・・・



おかしかったのは、チケットに座席番号が書いてあるのに、
いざ機内に入ると、「席は自由です。お好きな所にお座りください」、と。
でもおかげで、窓際の席を確保。
ダカールに近づき、窓から海岸線が見えてきたときは一人大興奮してしまいました。


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↑ダカール上空。これがたぶんアフリカ最西端のアルマジー岬
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↑エールブルキナ。100人くらい乗れそうな機内は、行きは30%、
帰りは40%くらいしか席が埋まっていなかった。
それででもセネガルへは週4便も出してるんだからエライ



   *  *  *

セネガルの8日間は、同期のセネガル隊員、あっきーとゆう、
ニジェール隊員のゆっきょんの4人で一緒にまわりました。
みんな、日本の訓練所にいたときに同じフランス語のクラスだった仲間です。
セネガル隊員の2人に旅のアレンジ、移動や食事の交渉を
ほぼお任せしてしまったので、すごく楽ちんに旅させてもらいました。

以下、長くなりますが、旅の記録をどうぞ~


【8月20日:ダカール到着、ダカール市内観光】

空港でセネガル隊員の2人に出迎えてもらい、
そのままアフリカ最西端(たぶん)のアルマジー岬に向かい
海に面したイタリアン料理屋さんで昼食。
白身魚のムニエル、蟹のスープに感動。やはり海の幸はウマイ!

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↑セネガル最初のごはんは、コレ。特に白身魚のムニエルが絶品だった



タクシーでダカール市内に移動し、40種類近いアイスクリームが揃う
「N'ICE CREAM(ナイスクリーム)」へ。
種類の多さといい、味といい、悩ましいお店でした。
セネガル隊員が上京する度に立ち寄るというのも分かります。

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↑建物もかわいいでしょ。店内のゴミ箱もアイスクリーム型をしていた!


アイスクリームに感動した後はJICAセネガル事務所に挨拶。
11階建てビルの4、5階にあり、14ヶ月ぶりに
エレベーターというものに乗りました。もちろん大興奮。

挨拶を済ますと、セネガルのボランティア調整員の方に
ビールをご馳走になり、続いて夕飯を食べに行った
「東京酒家」という名の中華料理屋さんでも、
偶然会ったJICA職員の方にご馳走になっちゃいました。
皆さん親切だし、ビールもごはんも美味しいし、話は尽きないし、
最高に楽しいダカール最初の夜になりました。


夜中2時、ニジェールからゆっきょんが到着して合流。
1年以上ぶりなのに、そんな感じが全然しない!


   *  *  *

【8月21日:世界遺産ゴレ島観光】

15世紀以来西アフリカ航路有数の中継港となり、
19世紀に建てられた要塞がいまも残る、ゴレ島へ。

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↑ゴレ島へはダカールの港からフェリーで15分くらい。
世界遺産に登録されているだけあって、フェリーは観光客でいっぱいだった


ゴレ島は18~19世紀のヨーロッパ風の町並みが残り、
どことなくおしゃれな雰囲気を持っています。
またこの島には、奴隷貿易の時代に、船積みされるまでの間
奴隷たちを収容していた石造り2階建ての「奴隷の家」が現存し、
たくさんの観光客が見学に来ていました。

当時の資料なども展示されていて胸が締め付けられる思いをしましたが、
加害者の子孫でも被害者の子孫でもないという思いが
どこかにあるからでしょうか、第二次大戦の戦争資料史跡を見るときとは
心境が異なるように感じました。
資料に見入ってたヨーロッパの人は、またアフリカの人は
どんな思いを抱いたのでしょうか。

「1時間半もあればゴレ島は十分満喫できるよ」と言われていたのに
私たちはすっかり気に入ってしまい、6時間近くも島の中を散歩したり、
島に住んでいるボブマリー大好きのお兄さんの家(藁葺き小屋)で
お茶を飲んだり(雨が降ってきたため雨宿りさせてもらった)、
ムール貝を食べたりと、大満喫してダカールに戻ってきました。


晩は、セネガル隊員えっちゃんも合流して、韓国料理屋「ソウル」へ。
寿司食べました!!感動!!


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↑ゴレ島でムール貝を焼いてもらい、レモンをかけて食べた。
4つで250F(約60円)と激安なのに身は大きく味も最高で、
いい思い出がまた一つ増えた



<後編へつづく!>

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2008年08月08日

畑へGO!


昨日の朝、いつものようにジョムガ村に行くと、
相棒のロンボが自分の畑に行くと言うので私も付いていきました。

ロンボや村の人たちとロバ車に乗ること15分。
彼の畑に着くと、手伝いに来た村の若者7人が既に到着していて、
木陰の下で待っていました。
2haほどの畑には、膝丈から肩くらいの高さに生長したプチミル(※)が
風に揺れ、もう何日も雨が降っていないので土は固く乾いていました。

※プチミル
「プチ(petit)=小さい」+「ミル(mil)=粟」なので、
小粒の粟というところでしょうか。
ドリ近辺に住むプル族の人はこのプチミルを好んで食べます。
雨が少なくて貧しい土壌でも作れる作物なのだと思います。


   *  *  *

チョバル(プチミルに牛乳を混ぜたもの)やネスカフェを
飲んでから作業はスタート。

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↑チョバルを食べるロンボと息子のマイガ


今日の作業は、人の背丈ほどある農具を使ってひたすら草取りです。
長い金棒の先に、スコップの先を平たくしたような金具がついていて
それでガリガリ土を引っかくようにして草を刈ります。
どの農民も大抵はこの農具を使って畑を耕しています。

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彼らは9時頃に作業を始めて、12時すぎのお昼休憩まで
ほぼ休憩なしでガリガリ作業をしていました。
手伝いに行ったはずの私は、農具が足りなかったので
地道に手で草を抜いていたのですが、太陽にやられて11時前にはリタイヤ。
木陰の下に腰をおろし、彼らの働きぶりを眺めていました。
むぅ~、無念。

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↑彼らの作業の手は休まることはないが、同時に口の方も休まず
しゃべり続けていた。よく笑って、すごく楽しそうだった。
現地語で話すので残念ながらどんな話をしていたのか分からなかったけれど・・・



一方、一緒に来ていた子どもたちはというと、

 アラッ 発見!

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彼らにとって畑は遊び場になっていました^^


  *  *  *

12時すぎに一旦休憩。
ロンボの奥さんが作ったお昼ご飯をみんなでいただきました♪
(ちなみにロンボの奥さんとは、私が一緒に活動している
女性グループの代表、ジェネバです)

午後からドリで仕事のある私は、お腹がいっぱいになると
ほかの若者たちを残してそそくさと退散。
彼らは16時くらいまでひたすら草取りを続けるそうです。

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↑お昼ご飯はリ・ソース(ソースかけご飯)。
ピーナツソースをご飯にかけ、みんなで手で食べます


ロンボによると、手伝ってくれた若者たちにお金は払わないそう。
ただ、こうやってご飯やネスカフェやタバコを振る舞うだけで
働いてくれるそうです。
それだけでよくこんな炎天下の中サボらずに頑張ってくれるなあと
私は不思議だったのですが、
ロンボ曰く「彼らの方から『何か手伝うことないか?』と聞いてきた」そう。

相互扶助の精神とはこのことでしょうか。


「若者に手伝ってもらうと作業ははかどるけど、
彼らは力任せに農具を扱うからすぐにに農具を壊してしまう、
壊れると直してもらうのに1回500F(125円)払わなければならないのに。
今日だってすでに2つ壊されちまった」
と、ロンボは愚痴っていましたが・・・。


農作業の手伝いを通して、村人の生活や文化の一端を知ることが
できたのは大きな収穫でした。


(翌日談)
午前は畑で働き、午後は小学校で7時まで植林や柵付け作業、
その後ワガから来たブルキナベの知人たちとご飯を食べ、
ビールを飲みながら熱く議論し(主なテーマ:国際結婚、笑)
帰宅は0時すぎに。お陰で今朝は完全ダウンでした・・・。
午後からは復活しましたが。

そんなこんなで、何とかここブルキナで生きてます☆




at 05:09|PermalinkComments(3) 協力隊 

2008年08月05日

芽が出たぞぃ


今日(8月5日)は、ブルキナの独立記念日で祝日です。
仕事は好きですが、同じように休日も大好きなぶるとも。
今日は何しよっかな~、と思いながら、
今朝嬉しいことがあったのでまずはブログを書いています。


実はうちの近所さんやガードマンに触発されて、先月30日、
私も家の裏を少し耕してオクラの種を植えてみたのですが、
3日の晩から4日朝までまとまった雨が降ったおかげで
今朝たくさんの芽が出ているのを見つけたのです♪


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↑私の畑とガードマンのオマール君。こう見ると分かりませんが、
このような小さな芽がポツポツ出てるんです。(↓)

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(植物の芽ってかわいいですね^^)



雨が降るかどうかは、農作物の生育に決定的な影響を及ぼすので
私にとって大きな関心事ではありましたが、
今まではどこか他人事のように感じていたように思います。
というのは、オクラの種を植えてからというもの、
雨が降ったときの喜び方がちがうのです。
(雨雲はやってきたのに雨を降らさなかったときの落胆ぶりも。)

私の場合、生活がかかっているわけではないので
神にもすがりたい農民の心情には到底近づけませんが、
オクラのおかげで少しは理解できるようになるのではと思っています。



6月、7月のサヘル地方の降水量は例年以下で
穀物の生育状況も芳しくないとか。
今年の雨季は残すところ2ヵ月、例年並みの収量を確保できるよう、
そして私のオクラもたくさん実るよう、
私も一農民として神に祈ってみようと思います。


  * * *

おまけにもう一つ嬉しかったこと。
裏庭にいっぱい生えていて、今まで気にも留めていなかったこの植物。(↓)

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先日、この葉っぱが食べられることが判明しました。
しかも、ゆがいて醤油とかつお節をかけたら、美味しいおひたしに☆
刻んでパスタなどにも使えます。
強烈な味や香りがしないので何にでも使えそうです。

ブルキナベはこの葉をゆがいて塩と油をまぶしてクスクスとあわせたり、
スープやソースの中に入れて食べているようです。

裏庭に山ほど生えているのでちょこちょこ摘んできては料理に使っています。
市場で売っている野菜の種類が減っているだけに、
この発見は嬉しかったです。
教えてくれたお隣のマダム、メルシ~ (merci=ありがとう)



at 19:30|PermalinkComments(2) ブルキナ話 

2008年08月02日

ちょっと自慢

ちょっと自慢していいですか?
今日の午後、こんなものを食べてきました。

どーーーーーん!!!

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どうだっっ!!


ここはブルキナ最高級、泊まれば一泊10万CFA(25000円)もする
ソフィテルホテルの一階のカフェ。

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フルーツタルト、ティラミス、ショコラケーキ・・・。
見るからに美味しそうなケーキの中から私は
パパイヤ、キウイ、メロンとブルーベリーののったケーキを選びました。

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日本を出て以来、初めて、「美味しいケーキ」を食べた気がします。
フルーツは新鮮、中のカスタードクリームも甘すぎずナチュラルな味、
ザックリとした食感のタルトも最高でした。


 ああ~ し~あ~わ~せ~~ドキドキ小
  ブルキナも捨てたもんじゃなかった!


今回は専門家の方にご馳走してもらいましたが、
これから何かあったときの自分へのご褒美はコレで決定です☆


  *  *  *

安全対策セミナー、環境省隊員と共同で植林するための穴掘り、
ドリの先輩隊員の空港見送りなどのために
今週木曜日から首都ワガドゥグに上京していましたが、
明日(3日)朝6時のバスでまたドリに戻ります。

最後に美味しい思いをして、気分もリフレッシュ。
T専門家、ほんとありがとうございました笑い

(そして女3人、キャーキャー騒いで写真を撮ったりはしゃいだりして
すみませんでした・・・きっと恥ずかしかったことでしょう)




at 20:41|PermalinkComments(2) ブルキナ話